英語で【羨ましい（うらやましい）】をなんという？jealousとenvyの表現を使ってSVC第2文型とSVO第３文型中学文法基礎の勉強

『jealous』と『envy』の違い

オックスフォード現代英英辞典によると
『jealous』
１.feeling angry or unhappy because sb you like or love is showing interest in sb else.
あなたが好きな人や愛している人が、他の誰かに興味を示して感じる怒りや不幸せな気持ち。

2.～ (of sb/sth) feeling angry or unhappy because you wish you had sth that sb else has.
あなたが願うものが誰か他の人がもっていて感じる怒りや不幸せな気持ち。

『envy』
１.The feeling of wanting to be in the same situation as sb else; the feeling of wanting sth that sb else has.
誰か他の人と同じ状況になりたいと思う気持ち。他の誰かがもっているものをほしいと思う気持ち。

通常の会話の中で、わぁ！うらやましいな！
という場合は、『jealous』を使います。

とか、

たまにいますね。こんなつみな美しすぎる人。

などと使います。

Envyは、英語を中学校で勉強した時にならった単語ですが、envyを使うと妬む（ねたむ）

イメージが強くなりますので、あまり使われません。

私もカナダ人ファミリーの奥さんに「あなたが羨ましいわ」と言うつもりで

「I envy you.」を使って、変な空気が流れたことがありました。

『envious』は形容詞で

という意味になります。

5文型とは

まず文型には５つのタイプがあります。
①SV
②SVC
③SVO
④SVOO
⑤SVOC

S＝Subject　主語
V＝Verb　動詞
C＝Complement　補語
O＝Object　目的語

S,V,C,Oの４つを覚えてくださいね。

『I'm jealous.』の文型

『I'm jealous.』 と 『I envy you.』の文型について。

まずはひとつ目の『I'm jealous.』から見て行きましょう。

I am jealous.　この文の文型は５つのうちのどれになるのでしょう。

『 I 』 はS（主語）、『 am 』はV（動詞）ですね。ここまで大丈夫ですか？

次に『 jealous 』は形容詞で、「嫉妬して、ねたんで、やきもち焼きの、嫉妬深い」

という意味ですね。

この文章で、「I am」だけの文では『私はです』？？というよくわからない意味になり、

この文章ではなにも伝わりません。文章として完成させるためには、amの後ろに

なにかもう１つの言葉を付け加える必要があります。

その付け加える言葉のことを
C＝Complement　補語といいます。

今回勉強した
I am jealous.
の『jealous』はこの文章の補語Complement（C）になっています。

つまりこの文章は、

SVCということです。

ここで覚えておきたいのは、Cになるのは形容詞と名詞ということです。

またこの文章のチェックの仕方は、Ｓ＝（イコール）Ｃになるかどうかです。

私はやきもち焼きな人ということで、

私＝やきもち焼き　ということでイコールの関係になります。

『I envy you.』の文型

では、もう１つの文章
I envy you.を見てみましょう。

『 I 』は主語のSで、envyには名詞で『ねたみ、しっと、羨ましさ』という意味と

動詞で『羨ましく思う/ 妬む』の意味があります。

envyが名詞だとしてこの文章を訳してみると、「わたしは、ねたみ、あなたを（が）」という変な文章になってしまいます。動詞として訳すと、「私は、羨ましい、あなたを（が）」つまり
「私はあなたが羨ましい。」という文章になります。この文なら完璧な文章になりますね。ですので、今回は動詞で『羨ましく思う/ 妬む』の意味を表す動詞のVとなります。
また、動詞には種類が大きく分けて「自動詞」と「他動詞」と２つあります。
自動詞とは例えば、

I walk.( 私は歩きます)

という文章の『 walk 』という動詞のことです。この『 I walk. 』という文章は、

『 I 』と『 walk 』というこの2語だけで「私は歩きます。」というひとつの文章として成り立っています。

今回の「I envy」(私は羨ましい)だけでは何を（が）羨ましく思っているのかがわかりません。

envyという動詞は後ろに「何を（が）」という言葉が必要なんですね。

この動詞の後ろに「何を（が）」という言葉を必要とする動詞のことを他動詞といいます。

そしてその「何を（が）」の部分のことを目的語Object（O）といいます。Oになれるのは名詞のみです。

この文章は

SVOということになります。

この文をチェックする方法は、先に見た「ＳＶＣ」のチェック方法を当てはめてみてもOKです。

イコールを使うんでしたね。

私＝あなた　ではおかしいですから、イコールの関係にはなりません。ですからこの文章はＳＶＣではない。ということが

確認できました。①でもなくて②でもない文章で、しかも後ろに「何を（が）」を必要とする文章となれば、

③しかありませんね。
今日は5文型の中の②と③について勉強しました。

まとめ

今日の『羨ましい』の勉強はいかがでしたでしょうか。

何気ない「うらやましい！」という気持ちが、

ねたみのようにどーんと重い印象になってしまわないように、明るく気持ちを伝えましょう。

言われた方は悪い気は全然しないはずですよ。

また、他の文型についても勉強していきましょう。