あなたはあなたの友達よりも背が高いですか?
こっちとそっちのものを比べてみたり、自分と他の人を比べてみたり。
いつも何かや誰かと比較してるのが世の常(つね)です。
今日は人や物がふたつの場合に比べる文の『比較級』のついて、
どうやって文を作るかを勉強したいと思います。
それではさっそく始めましょう!
比較級とは
2人(2つ)の間で、ある性質・程度のについてどちらの方が上なのか
はっきりさせる表現のことです。
比較級では形容詞や副詞の最後に『 er 』をつけて、その後ろに「than(~より)」という接続詞を置いて
比較の対象を後ろにして文を作ります。
thanは接続詞の1つでで、後ろに節(主語と動詞がある文)をつなげることができます。
比較級
比較を表す形容詞や副詞のの形を「比較級」といいます。
〈形容詞の比較級+than~〉で、「~よりも・・だ」という意味を表します。
『形容詞er・副詞er+than・・・』
最上級はこちらを参考にして下さい。
→英語【最上級】とは?estとmost
比較級の文の作り方『形容詞』
まずはこの二人を見てください。
左がJane(ジェーン)で右がMai(マイ)です。
Jane is tall.
ジェーンは背が高い。
Mai is tall.
マイは背が高い。
でもよ~く写真を見るとJaneの方がMaiよりも大きいですよね。
そこで『 ジェーンはマイより背が高いです。』という比較の文をつくりましょう。
つぎの3つの手順です。
■3つの手順
①ふたつの文を並べる
(このときに背の大きい方を前にします。)
Jane is tall. Mai is tall.
②1つ目の文の形容詞・または副詞に『 er 』をつけ、その後ろに『 than(~よりも)』を置きます。
(このとき最初の『 . (ピリオド) 』もとります。)
Jane is taller than Mai is tall.
③ダブっている所をとる。(この文章では”is tall ”が2回ありますので後のをとります。)
ジェーンはマイより背が高いです。
英語では同じ言葉が繰り返されることを避けます。そのため違う単語で言い換えたり、省略されたりします。
はい、できあがり!
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比較級の文の作り方『副詞』
上の写真を見てください。
左がMikeで右がNancyです。
ふたりとも熱心に勉強してますね。
Mike studies hard.
マイクは一生けんめい勉強します。
Nancy studies hard.
ナンシーは一生懸命勉強します。
あれれ?
よく見ると・・
Mikeはそれほど熱心じゃなかったみたいです(笑)
そこで、「ナンシーはマイクより一生けんめい勉強します。」
という文を作ってみましょう。
先ほど形容詞のところでやった3つの順番でつくりますよ。
■3つの手順
①ふたつの文を並べる
(このときに一生けんめいな方をを前にします。)
Nancy studies hard. Mike studies hard.
②1つ目の文の形容詞・または副詞に『 er 』をつけ、その後ろに『 than(~よりも)』を置きます。
(このとき最初の『 . (ピリオド) 』もとります。)
Nancy studies harder than Mike studies hard.
③ダブっている所をとる。(この文章では”studies hard ”が2回ありますので後のをとります。)
Nancy studies harder than Mike.
ナンシーはマイクより一生けんめい勉強します。
英語では同じ言葉が繰り返されることを避けるんでしたね。重なる所を省略します。
はい、できあがり!
moreの比較級
次のふたつの文を比べてみてください。
This book is interesting.
この本はおもしろい。
This book is more interesting than that.
この本はあの本より(もっと)おもしろい。
上の文は形容詞のinteresting(おもしろい)を使った文です。
下の文は「あのほんよりももっとおもしろい」という比較を表す文です。
ただし、interestingの比較級は、語尾に-erをつけるのではなく、前にmoreを置いてつ
くります。
形容詞や副詞が比較的長い単語のときには、前に『 more 』を置いて比較級をつくります。
の形になります。
愛はお金よりも大切です。
私にとって化学は英語よりもむずかしい。
キャサリンは私よりも流ちょうに英語を話します。
than I は、 than I speak English(私が英語を話すより)を省略したものです。砕けた
言い方では、than meともいいます。
他に『more』を使って比較級にする単語には
下のような単語があります。
famous(有名な)→more famous
slowly(ゆっくりと)→more slowly
さらに『 than~ 』の部分が省略された比較の文もあります。
わざわざthan~をいわなくても比較の対象がなにかわかる時に使います。
もっと一生けんめい勉強しなさい。
もっとゆっくり話して下さい。
ふたつの文には「今よりもっと」という意味がふくまれています。
thanの後ろについて
thanは、基本的には接続詞(せつぞくし)のなかでも従属接続詞(じゅうぞくせつぞくし)といいます。
なんだかむずかしいことばですが、ようするに後ろには”節(せつ)”といって
主語Sと動詞Vが含まれた文が本来はくるんです。
ですが、同じ語が繰り返されることをさけてるので、、Sのみで終わる場合が多いのです。
He is younger than I am young.→ He is younger than I am.→ He is younger than I.
また、くだけた口語表現では、
といいます。ここで注意しないといけないのは、この場合使われている『 than 』
は前置詞と考えて、後ろが目的格のmeになっています。
まとめ
thanとmoreを使った『比較級』の表現について勉強してきましたが、
いかがでしたでしょうか。
今日覚えた比較表現フレーズを忘れないようにいろいろなもので
比べて使ってみてくださいね。
Have a nice day!
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