今日は英語の文法の中から『助動詞(じょどうし)』を
ピックアップして勉強したいと思います。
『~できる』を表す助動詞の『 can 』については
覚えている人も多いと思います。
でも実はこれ、ちょっと注意して使わないといけないときがあるんです。
今日はいくつかある助動詞の中から、
『 can 』の使い方について勉強したいと思います。
それではさっそく始めましょう!
助動詞とは
動詞の前に置いて動詞の意味を助けるはたらきを
する言葉を「助動詞(じょどうし)」といいます。
助動詞にはcan,will,may,must,shallなどがあります。
助動詞のcan
今日勉強する助動詞の『 can 』には
『~することができる。』(能力・可能)
『~してよい。』(許可)
『~することがありえる。』(可能性・推量)
以上の3つの意味があります。
それぞれ見ていきましょう。
私は英語を話します。
私は英語を話すことができます。
助動詞はその名の通り動詞を助けるはたらきをします。
『can speak』で『話すことができる』という意味になります。
助動詞の後には必ず動詞の原形がきます。
彼はとても上手にギターを弾くことができます。
私は明日あなたに会うことができます。
あなたはその電話を使うことができます。
助動詞には三人称・単数(三単現)の『 s 』はつきません。
She swims very fast.
彼女はとても速く泳ぎます。
彼女はとても速く泳ぐことができます。
Can I sit down here? Yes, you can.(許可)
ここにすわってもいいですか?はい、いいですよ。
そのうわさは真実であり得ます。
canの過去形は
『 could 』になります。
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『~できる』の別の表現
『~できる』の別の言い方についてみてみましょう。
『 be able to + 動詞の原形 』を使って、canの『~できる』とほぼ同じ意味を表すことができます。
彼女はとても速く泳ぐことができます。
一般的にはcanは身に備わった継続的な能力を表すのに対して、
be able to ~は一時的な能力や可能を表すときに使います。
be able to~の過去形の場合の例
ジョージはクリスマスイブに私たちを訪ねることができました。
否定文と疑問文
否定文は、主語の後ろに『 cannot 』を置くことで否定文を作ることができます。
短縮形の『 can't 』がよくつかわれます。
She can't swim very fast.
彼女はとても速く泳ぐことができません。
否定文の過去形もここで勉強しておきましょう。
否定形過去の文を作る時には、
couldn't (could not)を使います。
I couldn't see anything.
私は何も見ることができませんでした。
疑問文は文頭にCanを持ってきて、動詞を原型にして最後に?(クエスチョンマーク)をつけます。
Yes, she can./No, she can't.
彼女はとても速く泳ぐことができますか?
はい、泳げます。/いいえ、泳げません。
『いいえ』→No,+ 代名詞 + can't.
be動詞と一般動詞の場合の疑問文と否定文の作り方はこちらを参考にして下さい。
→疑問文の作り方(be動詞・一般動詞の場合)
→否定文の作り方(be動詞・一般動詞・助動詞の場合)
注意しておきたいCanの質問文の使い方
注意しておきたいのは、Can you~?の文章で何でも質問するというのは
時として相手の気分を害することがあるんです。
というのも、Can you~?の文には身体能力的にできるかできないか、という意味がふくまれているためです。
ですので、
あなたは英語を話すことができますか?
と聞くよりも、
あんたは英語を話しますか?
と聞く方が、自然ですし相手の人も気分を害しません。
まとめ
『助動詞のcan』について勉強してきましたが、いかがでしたでしょうか。
今日勉強したことは他の助動詞を勉強するときにも役立ちますから、
しっかり復習しておきましょう。
Have a nice day!
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