先日『 受け身(受動態)』について勉強しました。
今日はその受け身をつかった非常によく使われる熟語の
表現についてさらに勉強したいと思います。
まちがえやすいので試験問題にもよくでるところですよ。
それではさっそく始めましょう!
受け身の表現
次の2つの文を比べてみましょう。
The picture was painted by Michelangelo.
その絵はミケランジェロによって描かれました。
The street was covered with snow.
その通りは雪でおおわれていました。
ひとつ目の文では受け身の表現のあとに「前置詞+名詞」の形の句
(by Michelangelo)がきています。
ふたつ目の文も同じように「前置詞+名詞」がきていますが、こちらの場合、
<be動詞+covered with ~>で「~でおおわれている」という”熟語”になっています。
受け身の表現をふくんだ〈be動詞+過去分詞+前置詞~〉の形の
よくつかわれる熟語の表現を今日はおぼえましょう。
The stairs are covered with a red carpet.
その階段はは赤い絨毯(じゅうたん)でおおわれています。
be covered with ~:~でおおわれている
その部屋は煙でいっぱいでした。
be filled with~:~でいっぱいである
彼女はこの学校のみんなに知られています。
be known to ~:~に知られている
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材料・原料をあらわす表現
次の文は前置詞の違いで意味も異なりますので、使い分けに注意しましょう。
これよく試験にでますよ!
この橋は木でできています。
be made of ~:~でできている
チーズは牛乳からつくられます。
be made from~:~からつくられる。
材料となるものが、質的に変化してつくられる場合は、be made from~を使います。
<be made from~>と逆の関係になります。
ミルクはチーズになります。
感情や心理状態を表す表現
感情の表現には受け身(受動態)がよく使われます。
なぜかというと、感情(気持ちの変化)は自分の意志で
「こういう気持ちや気分になろう!」と思ってなるわけではないですよね。
例えばおどろいたりするときも、”何かにおどろかされて”おどろいているわけです。
だから「~された」の受け身がつかわれるんです。
We were invited to the party.
私たちはそのパーティーに招待されました。
私はそのニュースに驚きました。
ひとつ目の文は、動詞の部分が〈be動詞+過去分詞〉になった受け身の文です。
ふたつ目の文は「おどろきました」という受け身の意味がはっきりとでていません。
感情や心理状態を表すとき、英語では受け身の表現を使うことがよくあります。
これもしばしば,
<be動詞+過去分詞+前置詞~>の形の熟語になっています。
We were surprised at the sight.
私たちはその光景におどろきました。
be surprised at~:~におどろく
彼は音楽に興味を持っています。
be interested in~:~興味がある
母は私の試験の試験の結果に喜びました。
be pleased with~:~によろこぶ
私たちはその計画に満足しています。
be satisfied with~:~に満足する
”自分の意志”ではない場合の表現
新聞やテレビのニュースでよく使われるものに『死ぬ』『生まれる』『けがをする』
といった表現があります。
”自分の意思で”けがをしたり死んだりするわけではありませんよね。
ですから、これらの言葉も英語ではよく受け身で表します。
彼らはその戦争で死にました。
私は1986年に生まれました。
彼女はその事故でけがをしました。
形容詞としても使われます。
彼女はとてもよろこびました。
受動態の疑問文・否定文の作り方はこちらを参考にしてください。
→受動態の疑問文・否定文作り方
まとめ
『受け身(受動態)』をつかった熟語の表現について
勉強してきましたが、いかがでしたでしょうか。
今日覚えたフレーズはどれも大切なものばかりです。
是非使ってみてくださいね。
Have a nice day!
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