あなたはよく誰かに注意をされますか?
それともよく怒られますか?
お母さんに「速く寝なさい!」
とか「朝ご飯を食べなさい!」とか言われてませんか?
今日はそんな時に使う『 命令文 (めいれいぶん)』を勉強します。
それではさっそく始めましょう!
命令文とは
文字通り命令を表す文です。
相手に向かって『~しなさい』『~してごらん』という文を『命令文』といいます。
命令文では主語が省略されてありません。
そこは日本語と同じなんですね。
『 静かにしろ!』と日本語で命令するときも主語はないですよね。
命令文は主語のYou を言わずに、動詞の原形から文をはじめます。
でも、5文型のところで、一番短い文の形は『主語と動詞だけのSVの文』
と勉強しました。つまり、命令文は例外中の例外ということなんです。
それではゆっくり見ていきましょう。
命令文『 一般動詞 』
普通の文で、
『 あなたは寝ます。 』この日本語の文章を命令する言い方にするとどうなりますか?
→『 寝ろ! 』になるのが自然ですよね。主語がなくなってしまいました。
英語も同じです。
命令文になると本来Youが主語のはずですが省略され、
動詞の原形からはじまります。そして文末には終止符『 .(ピリオド) 』をつけます。
強い口調で感情を込める場合は、『 . (ピリオド) 』ではなく最後に『!(感嘆符)』を
つけることもあります。
Listen to me.
私のいうことを聞きなさい。
肯定文 You practice the piano every day. あなたは毎日ピアノを練習する。
命令文 Practice the piano every day. 毎日、ピアノを練習しなさい。
動詞の原形から始まるのがポイントです。主語がないので、動詞は変化がありません。
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命令文『 be動詞 』
次に『be動詞の場合の命令文』です。
命令文は動詞の原形になりますから、be動詞の命令文は原形の『 Be 』
ではじめます。『~でいなさい』の意味になります。
肯定文 You are quiet here. あなたはここでは静かです。
命令文 Be quiet here. ここでは静かにしなさい。
*areは原形のbeになります。
一般動詞の命令文では、Youが主語の文から、主語をとってしまえば、
命令文になりますが、
be動詞の命令文では、You are~のareをbeに変えなくてはならないので、
注意しましょう。
あなたは良い子だ。
良い子でいなさい。
否定の命令文『~するな』
『 ~するな 』という否定の命令文をつくるときは、
文頭に『 Don't 』をつけて
『 Don't + 動詞の原形・・. 』
で禁止の表現になります。
Don't drink the water.
その水を飲むな。
私のことは心配しないで。
be動詞を否定の命令文にする時は、やはりbeの前にDon'tをおきます。
Don't be afraid.
こわがるな。/恐れないで。
*be動詞でも命令文では例外的にDon'tをつけます。
時折、何人かの中から特定の人を指名して命令する場合や、相手に対して促したり、
いらだちをあえて表したりする場合に
『 You 』で始めて、『あなたは~しなさい』という命令の意味を表すこともあります。
この時は、Youを強く発音します。このYouは呼びかけと考えましょう。
例文
You come this way.
あなたはこちらへ来なさい。
丁寧な命令文
命令文はそのままだとすごくきつい言い方になります。
ですから使っていいときと使わない方がいいときがあります。
そこで、命令文なのに丁寧な言い方っていうのがあるんです。
ちょっと変な感じがするかもしれませんが、これも大切ですよ。
丁寧な言い方にするには『 please 』を使います。
どうぞ私の後について来てください。
どうぞ、窓をあけてください。
pleaseは文頭に置いても、文末においても可能です。
ただし、文末の場合は、直前にコンマをつけます。
どうぞ私の後について来てください。
どうぞ、おすわりください。
どうか、行かないでください。
『 please 』をつければ何でも丁寧な言い方になるかというと、
そうではない場合もあります。
『 please 』をつけても命令文であることにはかわりがありませんので、
会社の上司など立場が上の人や、年上の人など目上の人に対して使うと
pleaseだけでは不十分な場合があるのです。
そういう場合はもっと丁寧な言い方がありますので、こちらも使えるように練習しましょう。
まとめ
『命令文』について勉強してきましたが、いかがでしたでしょうか。
be動詞の命令文はまちがいやすい所ですの何度も練習しましょう。
今日覚えたフレーズも是非使ってみてくださいね。
Have a nice day!
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