辞書を使っていると、
ときどき『sth』とか『sb』とでてきて
「ん? 何これ?」って思うことありませんか?
かんたんに短い言葉で意味を表す辞書の中では
長めの単語を略して表示されていることがよくありますね。
今日はそんな中から
『sth』『sb』の意味とその使い方と合わせて
勉強したいと思います。
それではさっそく始めましょう!
Contents
sthとsb
辞書の中でよく出てくる
『 sth 』『 sb 』はそれぞれ、
something(なにか) とsomebody(だれか)
の略なんです。
英英辞典で意味を見てみましょう。
◇something
a thing that is not known or mentioned by name
知られていないか、名前ではっきりしめされていないもの
◇somebody
a person who is not known or mentioned by name
=someone
知られていないか、名前ではっきり示されていない人
~オックスフォード英英辞典より~
ではまず、someの使い方から詳しく見ていきましょう。
不定代名詞『some』
We know those girls.
私たちはあの女の子たちを知っています。
この文ではthose girlsは「あの女の子たち」という意味になります。
私たちはあの女の子たちのうちの何人かを知っています。
この文では、『some of』がthose girlsの前についていますね。
『 some of ~ 』は、ここでは「~のうちの何人か」という
意味を表しています。
『 some 』には、「いくつか」「何人か」といった意味があります。
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”彼” ”それ”などの特定の人やものではなく、
不特定の人やものをさす代名詞を「不定代名詞」といいます。
不定代名詞『 some 』は、ばくぜんとした数や量の人やものをさして、
「いくつか」「いくらか」「いく人か」の意味を表します。
We lent some of our money to them.
わたしたちは自分たちのお金のうちのいくらかを彼らに貸してあげました。
ここで大切なことを1つ覚えておいてください。
《some of+数えられない名詞》は単数扱いになりますので、
その後ろに続く動詞の形は単数の場合に合わせますよ。
不定代名詞についてはこちらも参考にしてください。
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something ・somebody・ someone

something には「何か」「あるもの」、
somebody,someoneには「だれか」「ある人」の意味があります。
これらは単数になりますので、続く動詞は単数の場合にあわせます。
She said something.
彼女は何か言いました。
Somebody is calling my name.
だれかが私の名前を呼んでいます。
There is someone under the tree.
その木の下にだれかがいます。
somebodyとsomeoneは同じ意味になりますが
どちらかというとsomebodyの方が
少しくだけた響きのことばになります。
また、somethingなど、『-thing』で
終わる代名詞に形容詞をつける文の時には、
形容詞を後ろにつけます。
I want something to hot.
私は何かあたたかいものがほしいです。
to 不定詞の形容詞用法とsomething・anythingの使い方は
こちらも参考にしてください。
→to不定詞形容詞的用法とsomething・anything
疑問文・否定文での『 any 』
次の二つの文をくらべてみてみましょう。
We know some of those girls.
私たちはあの女の子たちのうちの何人かを知っています。
「何人か」という意味を表すとき、ふつうは肯定文で上の文のように
someをつかいます。
Do you know any of those girls?
あなたはあの女の子たちのうちの何人か[=だれか]を知っていますか
疑問文の中で「何人か」といいたい時は、
この文のようにanyをつかいます。
someとanyの使い分けはとても大切ですので
もう一度ここで整理しておきましょう。
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疑問文で「いくつか」「いくらか」「いく人か」の
意味を表すときは、『 any 』を使います。
否定文ではnot~anyで「1つも(1人も)~ない」の意味になります。
Can you answer any of these questions?
あなたはこれらの質問のどれかに答えられますか?
I don't like any of these movies.
私はこれらの映画のどれも好きではありません。
日本語に訳す時には、場合に応じて「どれか」「だれか」
「どれも」「だれも」などとしたほうが自然な日本語になります。
だれか・だれも『anybody』『anyone』と肯定文での『 any 』

同じように、疑問文・否定文ではanythingを
「何か」・「何も」の意味で、anybody,
anyone を「だれか」・「だれも」の意味で使います。
Do you know anything about it?
あなたはそれについて、何か知っていますか?
I don't know anybody in this picture.
私はこの写真の中のだれも知りません。
『 not~anything 』や『 not ~anybody 』の意味は、
『 nothing 』や『 nobody 』を使っても表わすことができます。
例:
I know nothing about the case.
私はその事件についてはなにも知りません。
Nobody knows her name.
だれも彼女の名前を知りません。
単数扱いなので、動詞のknowには三人称単数の『s(エス)』が入ります。
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any, anything, anybodyは、
肯定文(否定文でない普通の文)でつかうと、
「どれでも、だれでも」「何でも」「だれでも」の意味になります。
Anybody can join our party.
だれでも私たちのパーティーには入れます。
まとめ
お疲れさまでした。
今日も頑張りましたね。
『不定代名詞』のsomeやanyについて
勉強してきましたがいかがでしたでしょうか。
ちょっとむずかしいところですが、なれるまでは
何度も復習してくださいね。
今日覚えたフレーズも是非使ってみてください。
Have a nice day!
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