「なんだか子供っぽい文章だな・・。」
と話したり、書いたりするときに、思うことはありませんか?
英語を勉強していると、ある時、短い文章では物足りなくなってきます。
そんなときに、
たよりになる機能(きのう)をもっているのが
『 関係代名詞(かんけいだいめいし)』です。
これは今までに数回に分けて勉強してきた『 接続詞(せつぞくし) 』の
1つなんですが、これまた”くっつけるはたらき”がすごいですよ。
短い文章では伝えきれないことをより詳しく説明する文章を作れるようになります。
ということで、今日は『 関係代名詞(かんけいだいめいし) 』に
ついて勉強したいと思います。
それではさっそく始めましょう!
関係代名詞とは?
関係代名詞とは、形容詞の機能を持つ接続詞のことです。
3つの種類があり、主格の関係代名詞、目的格の関係代名詞、所有格の代名詞です。
また、人や物・動物に使う場合で使い分ける必要があります。
今日は『 人 』に対して使う場合を勉強します。
関係代名詞whichとthat・whoseはこちらを参考にしてください。
関係代名詞『who』
次の二つの文を比べてみましょう。
The girl singing with Ken is Cathy.
ケンと歌っている女の子はキャッシーです。
The girl who is singing with Ken is Cathy.
ケンと歌っている女の子はキャッシーです。
ひとつ目の文では、The girlを singing with Ken(ケンと歌っている)
という”句”が後ろから修飾しています。
ふたつ目の文では、The girl who is singing with Kenという
”節”である文の形が後ろから修飾しています。
名詞を節(文の形)で形容詞のはたらきで修飾するとき
につかうのが、「関係代名詞」なんです。
関係代名詞whoは”人”を後ろから修飾します。
who~(節)の中でwhoは”主語のはたらき”をします。
私にはブラジルに住んでいるおばさんがいます。
上の文は、『I have an aunt.』+『She lives in Brazil.』
このふたつの文が関係代名詞『who』でくっついてできた文です。
あなたに会いに来た女性は私の上司でした。<whoは動詞cameの主語>
who~は、「~する(した)・・」というように、前の名詞にかかるように訳します。
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主格の関係代名詞
関係代名詞が使われる文の中で、おさえたいのが
先行詞(せんこうし)の役割です。
「さきにいく。」という言葉の通り、ふつうは関係代名詞の前にくるんですね。
関係代名詞からうしろの部分は全部でひとかたまりになって、
後ろからこの先行詞をより詳しく説明するんです。
また、節の中で”主語のはたらき”をするものを
「主格(しゅかく)の関係代名詞」といいます。
whoは”人”を先行詞とする主格の関係代名詞です。
The girl who played the guitar is my friend.
ギターをひいた女の子は私の友達です。<先行詞はgirl>
Do you know the man who is standing at the bus stop?
バス停に立っている男の人を知っていますか。<先行詞はman>
主格の関係代名詞は、節の中で”主語”のはたらきをするので、
そのあとには動詞あるいは助動詞がきます。
文の中で先行詞が”複数”の場合は、whoのあとの動詞は先行詞に合わせます。
The girls who are playing softball are my classmates.
ソフトボールをしている女の子たちは私の同級生です。
関係代名詞『whom』省略できる場合
次の二つの文をくらべてみましょう。
マイクを愛している女の子はジェーンです。
マイクが愛している女の子はジェーンです。
ひとつ目の文では、関係代名詞whoのあとに動詞 『 loves (愛している)』
があります。
この文では『 who 』は動詞の”主語のはたらき”をしています。
ふたつ目の文では、whomのあとに<主語+動詞>がきて、
『 Mike loves (マイクが愛している)』があります。
この文では、whomは動詞の”目的語のはたらき”をしています。
関係代名詞whom~は”人”を後ろから修飾します。
whom~の中でwhomは”目的語のはたらき”をします。
そして、ここがポイントです!
目的語のはたらきをする関係代名詞はたびたび省略されます。
ナンシーは私の尊敬する女性です。
私が先週会った人たちはとても勇敢でした。<whomは動詞metの目的語>
あの人が私がそこで見た男の人でした。
省略されえいる場合は、そこに何が入るのかを頭の中で
考えるようにしましょう。
whomは節の中では目的語のはたらきをするので、あとに<主語+動詞>の形がきます。
また、日常の会話ではしばしばwhomのかわりにwhoをつかったり、
whomはちょと古い印象があるために、実際には『 that 』を用いることが多いです。
目的格の関係代名詞
節の中で”目的語のはたらき”をするものを「目的格の関係代名詞」といいます。
whomは”人”を先行詞とする目的格の関係代名詞です。
The composer (whom) I like the best is Bach.
私が一番好きな作曲家はバッハです。<先行詞はcomposer>
That is the girl (whom) I gave the present.
あれが私がプレゼントをあげた女の子です。<先行詞はgirl>
上の文ではwhomは動詞gaveの間接目的語のはたらきをしています。
目的語はふつう<主語+動詞>のあとにきますが、目的語のはたらきをする関係代名詞は
<主語+動詞>の”前”にきて、修飾する語(先行詞)とつなぐ役割をします。
私はその女の人に昨日の夜会いました。
私が昨日の夜会った女の人
まとめ
『関係代名詞』について勉強してきましたが、いかがでしたでしょうか。
中学校英語の中でもむずかしいところですが、
もうあと少しですからね!
一緒にコツコツ進めていきましょう。
今日覚えたフレーズを是非使ってみてくださいね。
Have a nice day!
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