長い文章が話せたり書けたりできるようになるために、
使えるのが『接続詞(せつぞくし)』ですね。
接着剤(せっちゃくざい)みたいにくっけるはたらきがあります。
そしてその中でも、すでに3回に分けて勉強してきた
のが” 人 ”や” もの・動物 ”の場合で使い分ける必要がある
『 関係代名詞(かんけいだいめいし)』でした。
今日はいままでのおさらいですよ。
より理解が深まるように、
2つに分かれた文と関係代名詞の文を比べながら、
関係代名詞のはたらきについて
おさらいしていきたいと思います。
実際に文章を一緒に
つくりながら勉強していきます。
それではさっそく始めましょう!
Contents
関係代名詞とは
関係代名詞とは、形容詞の機能を持つ接続詞のことです。
3つの種類があり、主格の関係代名詞、目的格の関係代名詞、所有格の代名詞です。
『人』にはwho・whomや『もの・動物』にはwhichなど
使う場合で使い分ける必要があります。
詳しい使い分けは関係代名詞の『who・whom』と『which』『that・whose』の
こちらの記事を参考にしてください。
”主格”の関係代名詞の書きかえ
次のふたつの文を見てください。
I have an aunt.
私にはおばさんが1人います。
She lives in Greece.
彼女はギリシャに住んでいます。
それでは、上の文を関係代名詞をつかって1つの文にしてみましょう。
前回までのレッスンの復習もかねていきます。
ここで使う関係代名詞は、
あなたは何になると思いますか?
答えが分かるためにまず最初にすることは、
『先行詞が何かをチェック』するんでしたね。
最初の2つの文のうち、ふたつ目の文の主語になっている
代名詞の『 She 』は、最初の文の『 an aunt 』をさしています。
ここでは、”人”である『 aunt(おばさん)』が先行詞になっているのがわかります。
そして、ふたつめのチェックすることは
『関係代名詞ではじまる節の中で主語・目的語・所有格のどのはたらきをするか』
を見るんでしたね。
チェックして見てみると、
” She(彼女は)~”という主格になりますからここでは『 who 』を使うということがわかります。
ですから、人に使うwhoをつかって、
私にはギリシャに住んでいるおばさんが1人います。
となります。
関係代名詞は、”代名詞”のはたらきと、”つなぐ”はたらきがあるので、
代名詞を関係代名詞に変えて、2つの文を1つの文に書きかえることができます。
次のふたつの文を見てください。
I know a boy.
私は1人の男の子をしっています。
He can run very fast.
彼はとても速く走ることができます。
この二つを関係代名詞を使って1つの文にしてみましょう。
I know a boy who can run very fast.
私はとても速く走ることができる男の子を知っています。
となります。
どんどん他にも見ていきましょう。
The woman is British.
その女の人はイギリス人です。
She teaches us English.
彼女は私たちに英語を教えています。
これもひとつの文に書きかえてみましょう。
私たちに英語を教えている女の人はイギリス人です。
書きかえの手順はどちらも”主格”の代名詞を
”主格”の関係代名詞に変えてふたつの文を
1つの文に書きかえています
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”目的格”の関係代名詞の書きかえ
つぎは”目的格”の代名詞を”目的格”の関係代名詞に変えて、
2つの文を1つの文に書きかえていきましょう。
その女の子はとても親切でした。
I met her last week.
私は先週彼女に会いました。
私が先週あった女の子はとても親切でした。
関係代名詞のはたらきは、代名詞のはたらきと、すぐ前の名詞を修飾しながら”つなぐ”はたらきの二つです。
関係代名詞『前置詞の目的語のはたらき』①
前置詞が関係するここの部分は、
文法の中でも苦手な人が多い所なので、ゆっくりみていきましょう。
次の二つの文をひとつの文にしてみましょう。
This is the house.
これはその家です。
He lives in it.
彼はそこに住んでいます。
これが彼が住んでいる家です。
書きかえの手順は、
まず、最初にひとつ目の文の『 it 』を目的格の関係代名詞 whichに変えます。
そして先行詞の後ろに移動させて文をくっけさせます。
1つの文にまとめたものは、『 it 』が前置詞 inの目的語のはたらきをして
いたように、『 which 』も、『 which~(節)』の中で
inの目的語のはたらきをしています。
目的格の関係代名詞whichやwhomは、which~, whom~の中で”前置詞の目的語のはたらき”をすることがあります。
This is the CD (which) I was looking for.
これが、私がさがしていたCDです。<whichはっ前置詞forの目的語>
The city (which) we live in is very large.
私たちが住んでいる都市はとても大きいです。<whichは前置詞inの目的語>
The boy (whom) I talked with is my nephew.
私が話しをした男の子はわたしの甥(おい)です。〈whomは前置詞withの目的語〉
目的格の関係代名詞は省略することができます。
関係代名詞『前置詞の目的語のはたらき』②
ここも前置詞が関係するちょっとむずかしいところですね。
関係代名詞の中でも、目的格の関係代名詞の場合で、
”前置詞の目的語”のはたらきをするときは、
その前置詞が関係代名詞の前について
〈前置詞+関係代名詞〉の形になることがあります。
私たちが住んでいる都市はとても大きいです。
私が話をした男の子は私の甥(おい)です。
ここで気をつけてる点は、
前置詞が前につくときは、関係代名詞は省略できません。
そして
関係代名詞thatも”前置詞の目的語”のはたらきをすることがあります。
しかし、〈前置詞+関係代名詞〉の形にthatを使うことは
できませんので注意しましょう。
これが彼が滞在したホテルです。
〈前置詞の”at”をthatの前にもってくることはできません〉
まとめ
『関係代名詞』についてこれまで勉強してきましたが、
いかがでしたでしょうか。
ちょっとむずかしかったですね。
でも、これで確実に英語の力がついてきていますので、
今日覚えたフレーズを使いこなせるように練習してくださいね。
Have a nice day!
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