難しい問題を解くにも、基礎がなければ答えることはできません。
話せるようになるために、あるいは試験でいい結果が出せるために、
基礎の中学校英語の文法を勉強するこのシリーズ。
今日はいよいよSVOOの第4文型になります。
ではさっそく始めましょう!
5文型とは
まずはここまでの復習です。
文型には5つのタイプがありました。
①SV
②SVC
③SVO
④SVOO
⑤SVOC
S=Subject 主語
V=Verb 動詞
C=Complement 補語
O=Object 目的語
S, V, C, Oの4つを覚えてくださいね。
SVOO 第4文型
前回までに①SV②SVC③SVOを勉強してきました。
今日は④SVOOを勉強するんですが 目的語の O が2つもあるんですね。
この文型を作ることが出来るのは特別な動詞だけです。
この特別な動詞には『teach』、『give』や『buy』などがあります。
特別な動詞は目的語を2つもくっつけることが出来るんです。
例文をいくつか見てみましょう。
彼女は私たちに英語を教えている。
teachという動詞の変化は
teach-taught-taught
でしたね。
上の例文では、She(彼女)が主語になっています。彼女は3人称で単数(1人、1つ)なので、
動詞の『teach』の後ろに『s(es)』がついています。
ジョージは彼女にペンをあげた。
giveという動詞の変化の仕方は
give-gave-given
でしたね。
私の父は私に本を買った(買ってくれた)。
buyという動詞の変化の仕方は
buy-bought- bought
でした。
ここまで大丈夫ですか?
さらに詳しく見て行きましょう。
第4文型のひとつ目の目的語を
間接目的語 (indirect object, IO)といいます。
ここには「人」がきます。
上の文章では 黒い太字の『us(私たちに), her(彼女に), me(私に)』にあたります。
そしてふたつ目の目的語のことを
直接目的語 (direct object, DO) といいます。
ここには「物」がきます。
上の文章では太い赤字の『English(英語を), a present(プレゼントを), a book(本を)』が直接目的語にあたります。
SVOOをSVO+Mに書きかえる
SVOOの文章は『to』や『for』を使って、SVO+M (Modifier=修飾語)の文章に書きかえることが出来ます。
文章をより詳しく説明することが修飾語の役割でした。
修飾語のMには名詞を修飾する形容詞と動詞や名詞以外を修飾する副詞前置詞と名詞からなる前置詞句も修飾語になれます。
彼女は私たちに英語を教えている。
ジョージは彼女にペンをあげた。
私の父は私に本を買った(買ってくれた)。
前置詞toとfor
SVO+Mの分に文に書き換えをする時に使う前置詞の『to』と『for』についてもう少し詳しく見て行きます。
これも英語を難しいと思うきっかけになりやすい部分ですね。
『to』になるか『for』になるかはある程度の分類ができます。
『to』の場合はその人に向かって矢印が伸びているイメージで、着点を意味します。
toをとる動詞の例をあげてみます。
give 与える
send 送る
pay 払う
teach 教える
write 書く
tell 話す
『for』の場合は『~のために』という意味ですが、相手にとって何かの利益や恩恵が生じる場合に用いられます。
forをとる形になる動詞の例をあげてみます。
buy 買ってあげる
cook 料理してあげる
make 作ってあげる
get 手に入れてあげる
勉強していく中でだんだん覚えて行きましょう。
まとめ
SVOO第4文型の勉強はいかがでしたでしょうか。
残す所、文型もあと1つだけになりましたね!
復習をしながらゆっくり進めて行きますので、
また一緒に勉強しましょうね。
Have a nice day!
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