長い文を作るときに文をつなげたり語と語、句と句、節と節をむすぶことができる
『 and 』や『 or 』などの接続詞を勉強しました。
これらは接続詞の中でも等位接続詞(とういせつぞくし)というものでした。
覚えていますか?
わからない人はこちらを参考にして下さい。
→英語【接続詞】とは?andとorの使い方
今日は接続詞の中でもはたらきものの『 that 』について勉強したいと思います。
このthatのことを従位接続詞(じゅういせつぞくし )
といいます。いくつかあるthatのはたらきの中もも
名詞としてのはたらきについて学んでいきたいと思います。
それではさっそく始めましょう!
接続詞とは
『~が・・する(である)ということ』という意味の名詞節(名詞のはたらきをする)を導くのが
接続詞の『 that 』です。
名詞のはたらきをするということは、主語や補語、そして目的語になることができるんですね。
それでは見ていきたいと思います。
接続詞that
次の2つの文をくらべてみましょう。
I know the PIN number.
私は暗証番号を知っています。
I know that she is a kind student.
私は彼女がやさしい生徒だということを知っています。
ひとつ目の文では、knowの目的語は『 the PIN number (暗証番号) 』ですが、
ふたつ目の文では、that から最後までが目的語になっています。
『she is a kind student (彼女はやさしい生徒だ)』の前にthatがつくことによって
これ全体が「~ということ」というように名詞のはたらきをするようになっています。
接続詞thatは、あとに<主語+動詞>を含む形(文の形)がきます。
そして、that~全体が”名詞のはたらき”をして、「~ということ」と
いう意味を表します。
that~は次のような動詞の目的語になります。
私は彼女がとても美しいと思います。
think that~:~と思う
私はあなたがパーティーを楽しむことを望みます。
hope that~:~を望む
私は彼が8月に生まれたということを知っています。
know that~:~ということを知っている
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be動詞+形容詞+thatの形
接続詞thatは、<be動詞+形容詞+that~>の形の文をつくることもあります。
I'm afraid that it will rain tomorrow.
残念だが、明日は雨が降るのではないかと思います。
be afraid that ~:(残念だが)~ではないかと思う
私は彼女が彼と結婚したことがうれしい。
be glad that~:~でうれしい
あなたはケイがその試合にきっと勝つと思いますか。
be sure that~:きっと~だと思う
接続詞のthatは、たびたび省略されます。上の文のどのthatも省略できます。
私は彼らがいっしょに来てくれるといいと思います。
接続詞thatを使った過去形の文と時制の一致
I think that she is tired.
私は、彼女は疲れているのではないかと思います。
私は、彼女は疲れているのではないかと思いました。
ひとつ目の文では「~と思う」という”現在”のことを表す文なので、
thinkもthat~の中の動詞(is)も現在形です。
ふたつ目の文は、『~と思った』という”過去”の文です。
thinkがthoughtになるだけでなく、that~の中の動詞も過去形(was)になります。
『 know that~ 』のように、that~が動詞の目的語になる文では、
前の動詞が過去(例えばknew)になると
that~の中の動詞もそれに合わせて過去になります。
that~の中の動詞や助動詞の”時制(じせい)”現在・過去・未来などを、
thatの前の動詞の”時制”に対応させることを
『時制の一致(じせいのいっち)』といいます。
私は彼らが忙しいということを知っていました。
彼女は、その問題がやさしいと思いました。
find that ~:~とわかる、気づく
上のような文を訳すときは、that~の中は過去に訳さないほうが自然になります。
接続詞thatを使った助動詞をふくむ過去形の文
that~の前の動詞が過去になると、that~の中でつかわれている助動詞も
過去形(would, couldなど)になります。
私はケイがその試合に勝つと思います。
私はケイがその試合に勝つと思いました。
wouldは willの過去形です。
ただし、that~のの中の内容が”不変の真実”や”現在の事実・習慣”などの時は、
現在形のままで表すこともあります。
私たちは地球がまるいということを知りました。<不変の事実>
まとめ
『 接続詞 that 』について勉強してきましたが、いかがでしたでしょうか。
thatがつかいこなせるということは、文法の名詞のはたらきについても
しっかりと理解できているということになります。
今日覚えたフレーズを是非使ってみてくださいね。
Have a nice day!
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