今日は英語の中でもちょっとややこしいところに
チャレンジしたいと思います。
それはズバリ、『修飾語(しゅうしょくご)』です!
この言葉、聞いたことありますか?
苦手に感じている人が多いので、出来るだけ詳しく勉強したいと思います。
それではさっそく始めましょう!
修飾語とは?
英語の説明に入る前に、日本語で『 修飾語(しゅうしょくご)』が
何かを理解したいと思います。
『 修飾 (しゅうしょく)』ってこの言葉には、
飾(かざ)るいう漢字が使われていますね。
つまり、文章を美しく飾ったり、文の中で
他の語句の意味をより詳しく説明したり、
他のものと区別させるはたらきをする語
(このことを限定するといいます)ということなんです。
シンプルで白黒だった文章にいろんな色をつけて、
きれいに飾っていくイメージです。
例えば、上のような『 とてもきれいな写真 』を例にしてみましょう。
ここでの『とてもきれいな』は、どのような『 写真(しゃしん) 』かを説明しています。
どの程度きれいなのかを『とても』が表していて、『きれいな』は名詞(めいし)の
『写真』がどんなかを説明する形容詞(けいようし)にあたります。
ここでは『とても』も、『きれいな』もどちらも修飾語というわけです。
名詞の『 写真 』だけではそれがどんな写真かわかりませんね。
ピンぼけしている写真なのか、それともきれいに
撮れている写真なのかが全くわかりません。
そこで、どんな写真なのかを修飾語が説明しています。
ここでの『 きれいな 』は形容詞(けいようし)にあたり、
後ろに続く名詞の『 写真 』をより詳しく説明して修飾しています。
ここでの『 とても 』は副詞(ふくし)といいます。
後ろにある形容詞の『 きれいな 』を修飾しています。
修飾語とは、ある単語や文章全体をより詳しく説明することばです。
修飾語のことを英語では『 modifier (モディファイア-)』といいます。
発音→modifier
[発音記号:UK /ˈmɒd.ɪ.faɪ.ər/ US /ˈmɑː.də.faɪ.ɚ]
文型の勉強の中では、短くして『 M 』であらわします。
そして修飾語になれるものは、『形容詞』と『副詞』です。
次の所で、更に詳しく見ていきましょう。
副詞と形容詞の修飾するもの
上の図を見てくださいね。
『形容詞は名詞を、副詞は名詞以外を修飾』と書いてあります。
名詞を詳しく説明して修飾する語のことを形容詞(けいようし)といいます。
名詞(めいし)とは人やものの名前のことです。
主語(しゅご)になれるのは名詞でしたね。
副詞(ふくし)とは動詞や形容詞や副詞を詳しく説明して修飾する語のことです。
動詞(どうし)は、主語の人や物が何をするか、その動作を表すことばです。
ということは、逆に言うと、副詞は名詞を修飾しないということです。
名詞を詳しく説明することができるのは形容詞だけなんですね。
最初の所で『とてもきれいな写真』がありました。
この中の副詞は『とても』でしたね。
形容詞の『きれいな』がもしなかったとしたら、
副詞と名詞だけになりますが、『とても・・写真???』
これでは、文としておかしいですよね。
副詞についてはこちらも参考にしてください。
修飾語の例:
white cat 【白い猫】:white(白い)は形容詞で、後ろの名詞cat(猫)を詳しく説明して修飾しています。
swim fast 【速く泳ぐ】:fast(速く)は副詞で、前の動詞swim(泳ぐ)を後ろから修飾しています。
very sweet【とても甘い】:very(とても)は副詞で、後ろの形容詞sweet(甘い)を詳しく説明して修飾しています。
very fast 【とても速く】:very (とても)は副詞で、後ろの副詞のfast(速く)を詳しく説明して修飾しています。
例文:
私は1匹の白い猫を飼っています。
このケーキはとても甘いです。
私の犬はとても速く走ります。
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前置詞句とは?
修飾語のはららきをするものが実はもう一つあるんです。
それが前置詞(ぜんちし)と名詞がくっついてできた
『前置詞句(ぜんちしく)』と呼ばれるものです。
前置詞には『in(イン)』『on(オン)』『at(アット)』『to(トゥ)』などがありました。
これは、中学校で英語を勉強し始めると、知らないうちにもう勉強してるんですよ。
前置詞句の例;
to school
学校に
in the park
公園に
on Sunday
日曜日に
in Kyoto
京都に
例文:
We run in the park on Sunday.
私たちは日曜日に公園を走ります。
この文ではweが主語(S)、runが動詞(V)、
in the parkが場所を表す修飾語で、on Sundayが時を表す修飾語になっています。
つまりこの文は、5文型の中でいうとSVの『第1文型』になります。
M(修飾語)はくわしく飾ることばなので、
M(修飾語)がなかったとしても文章としては成立しているんですね。
つまり、文型の基本の骨組を見る時には、
M(修飾語)は、なくてもいいものになるんです。
ですので、5文型にはM(修飾語)が入っていません。
文型についてはこちらも参考にしてみてください。
まとめ
『修飾語』について勉強してきましたが、いかがでしたでしょうか。
~今日のまとめ~
文の中で他の語句の表す内容を、限定(げんてい)したり、
説明を加える語句のことを修飾語(しゅうしょくご)といいます。
なんども復習してみてくださいね。
Have a nice day!
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