「 副詞(ふくし)って、よくわからないなぁ・・。」
そんなふうに思っている人はきっと、
「形容詞(けいようし)と区別がつかない。」とか、
「品詞(ひんし)がよくわからない。」と悩んでいる人も多いと思います。
今日は、副詞と形容詞について最初の基本部分を
勉強していきたいと思います。
それではさっそく始めましょう!
副詞とは
副詞(ふくし)は、いろいろな言葉を修飾するはたらきがあり、
名詞(めいし)以外の言葉を修飾(しゅうしょく)します。
『 名詞(めいし)』は人や物の名前のことです。
『修飾(しゅうしょく)』とは、より美しく文を飾ったり、詳しく説明することをいいます。
ケーキで言えばデコレーションのこと。
文章をお化粧してる感じなので、なくても文章としては実は成り立つんですよね。
でも、骨組みだけの文では、きっとロボットの会話みたいになってしまいます。
ピコピコ・・「You run. (ユーラン)」あ・な・た・は・は・し・る
ピコピコ・・「I swim.(アイ スイム)」わ・た・し・は・お・よ・ぐ
みたいな感じですね。
本題にももどしますね。
名詞(めいし)以外とは、どんなものかというと、
動詞(どうし)、形容詞(けいようし)、副詞(ふくし)など、
さらには文全体を修飾することもあります。
そして、単語や文を詳しく説明する語を『 修飾語(しゅうしょくご)』といいます。
修飾語になれるものが、形容詞と副詞なんです。
詳しく見ていきましょう。
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形容詞と副詞の使い方
形容詞は名詞を修飾したり、補語(ほご)になったりします。
品詞について詳しくはこちらも参考にしてみてください。
→英語の【品詞】とは?形容詞と副詞とは?品詞の種類
例文①:
She is beautiful.
彼女は美しい。
この文は『主語+動詞+形容詞』の文ですね。
形容詞が補語になっているSVCの第2文型です。
文型についてはこちらも参考にしてください。
beautiful flowers
美しい花
こちらは、名詞の『flowers(花の複数形)』を形容詞の『beautiful(美しい)』が修飾しています。
名詞を修飾 【 beautiful → flower 】
形容詞についてはこちらも参考にして下さい。
→イラストで反意語を覚える形容詞
→英語で【形容詞】12個をくるくるまわる写真付き単語カードで勉強!
例文②:
You swim beautifully.
あなたは美しく泳ぐ。
この文は『主語+動詞+副詞』の文です。
こちらでは動詞の『swim(泳ぐ)』を副詞の『beautifully(美しく、立派に、みごとに)』が後ろから修飾しています。
動詞を修飾 【 swim ← beautifully 】美しく泳ぐ
例文③:
That cake is very small.
あのケーキはとても小さい。
副詞の『 very (とても)』が、形容詞の『 small (小さい)』を修飾しています。
形容詞を修飾 【 very → small 】とても小さい
形容詞を修飾する時は、形容詞の前に置きます。
形容詞を修飾する副詞は、ふつう程度を表す副詞です。
例文④:
My father walks very fast.
私の父はとても速く歩きます。
副詞の『 very (とても)』が、副詞の『 fast (速く)』を修飾しています。
副詞を修飾 【 very →fast 】とても速く
例文の①と②をよく見てみると、形容詞の『beautiful』に
『 ly (エルとワイで、リー) 』がついて副詞の
『beautifully』になっているんですね。
英語を勉強していくと、これからもたくさんの形容詞や副詞と
出会うと思いますが、このように形容詞の最後に『 ly 』がついて
副詞になっているものが沢山あることに気づかされます。
だから知らない単語も、『これ、副詞かも・・。』と予想することができる場合がきっとあります。
ただし、例外もあります。
『いつ』『どこで』『どんなふうに』『どのくらい』を表す副詞
中学校の英語を勉強し始めて最初の頃に学ぶ副詞が、
fast, quickly, really などですね。
slow 形容詞(遅い、のろい、)+ly 副詞のslowly(ゆっくり、遅く)
quick 形容詞(速い、すばやい)+ly 副詞のquickly(すばやく、急いで)
real(本当の、本物の)+ly 副詞のreally(実際は、本当に、実は)
副詞は『いつ』『どこで』『どんなふうに』『どのくらい』を表すことができます。
『いつ』を表わす副詞には、
yesterday (昨日)
today(今日)
tonight (今夜)
tomorrow (明日)
などがあり、これらの単語は名詞としての意味もありますが、
副詞としてのはたらきもあります。
『どこで』を表わす副詞には、
home(ホーム)
in the park(公園で)
などがあります。
『どんなふうに』と程度を表す副詞には
well(よく、上手に)
hard(一生けんめいに)
などがあります。
『どのくらい』
どのくらいなどの頻度(ひんど)を表す副詞には
always(いつも)
sometimes(ときどき)
などのよく使う言葉があります。
他にも
often(しばしば、よく)
never(1度も・・ない)
なども副詞としてのはたらきがあります。
副詞の位置は?
次に副詞の位置についてですが、
文の中でもいろいろな場所で使われます。
むずかしく感じるのはそのせいだと思います。
文のあたまにも、文の途中でも、文の終わりにも
どこにでもあらわれるのが副詞です。
基本の所をまずはおさえましょう。
文頭のものは、文全体を修飾することができます。
Probably the rumor is true.
おそらくそのうわさは本当だろう。
『 probably(たぶん、おそらく)』という副詞です。
この文全体を修飾しています。
Luckily I know her well.
運がいいことに私は彼女をよく知っています。
『 Luckily(運がいいことに)』という副詞です。
『well(よく、かなり、上手に)』の意味を持つ
程度を表す副詞でしたね。
程度を表す副詞の位置は動詞の後ろ(目的語がある動詞は目的語の後)
になります。
上の文では、一般動詞のknowの目的語herがくるので、その後ろになります。
頻度(頻度)を表す副詞は一般動詞なら前に、be動詞なら後ろ
になります。
You always play soccer (football) very well.
あなたはいつもとても上手にサッカーをします。
ここではalways(いつも)と頻度を表す副詞が一般動詞の前にきています。
副詞『well(上手に)』を修飾する副詞のvery(とても)は副詞の前になります。
効果的なプレゼンで使えるカッコイイ副詞はこちらです。
→英語で効果的な【副詞】プレゼンで使えてかっこいい副詞
まとめ
『副詞』について勉強してきましたが、
いかがでしたでしょうか。
今日覚えたフレーズを是非使ってみてくださいね。
Have a nice day!
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