「つまらなかったなぁ」
「退屈だったなぁ」を英語でなんて言うんでしょうね。
これはまちがえやすい所なので、
ちょっと遠回りと思っても、
他の単語に入れかわったときに理解できるためにも、
文法をふまえてしっかり勉強したいと思います。
今日勉強するのは、感情表現の『退屈する』の表現についてです。
これは前に『受け身』の勉強をしたのとつながるところですよ。
それではさっそく始めましょう!
『boring』現在分詞と『bored』過去分詞
最初にちょっと復習をしたいとおもいます。
人の感情や心理状態は『受け身』の形つまり
be動詞+過去分詞形
で良く表現することがあると受動態(じゅどうたい)の
ところで勉強してきました。
もう一つ今日のところで深く関係があるものがあるんです。
それは『 分詞(ぶんし)』というものです。
分詞には『 現在分詞(げんざいぶんし)』と『 過去分詞(かこぶんし)』とあります。
現在分詞は『動詞のing形』であらわし、
過去分詞は『動詞の過去分詞形』で表したものになります。
現在分詞のing形は『 S(主語)がV(動詞)している』という意味になります。
過去分詞の動詞の後ろにedがついたものなどは、
『 S(主語)がV(動詞)されている、された』という意味になります。
そして、『 している方(原因)』なのか、『 されてる方(結果)』なのか
全く逆の意味合いをしめすことになるんですね。
分詞の大切な役割は2つあって、
ひとつ目が進行形や受け身などの表現を作る時に使われます。
もう1つの大切なはたらきが『形容詞』としてのはたらきなんです。
形容詞が修飾するものは(詳しく説明できるもの)『名詞(めいし)』でしたね。
bore(ボア)という単語は他動詞で、
人や物が人をうんざりさせる、退屈させる
という意味と名詞として
うんざりさせる人[こと]、退屈な人[こと]、いやなこと。不快なこと
という意味になります。
過去分詞形は
bored (ボアード)
といいます。
boredは形容詞で『人がうんざりした、退屈した』という意味なんです。
boreのing形は
boring(ボーリング)
となり、意味は
(他動詞的に)人をうんざりさせる、退屈させる
という意味です。
dull(ダル) おもしろくない、退屈な
という単語と類義語です。
[発音記号:UK /dʌl/ US /dʌl/]
That book is dull/boring.
あの本はつまらない。
現在分詞と過去分詞の詳しい説明はこちらも参考にして下さい。
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退屈です。退屈でした。
『退屈』を表す文を組み立てるときには、
主語が何かによってほぼ決まります。
主に主語が物なら『 ing 』のboring、
主語が私なら『 ed 』のboredと覚えてしまいましょう。
boredを使うのは人!と覚えてくださいね。
I am bored.
私は退屈です。
感情は自分でそういう気分になろうと思ってなることって
あまりないはずですよね。
それから、鉛筆や本などの物は喜んだり悲しんだりしませんね。
何かの原因や要素、出来事などがあって、
それを見たり経験することでそう感じ『させられる』ものです。
だから受け身の形になるんですね。
例えば物で『本』を使って、『退屈な/つまらない本』があったとしましょう。
I red a book yesterday.
私は昨日1冊の本を読みました。
It was boring.
その本は退屈でした。/つまらなかった。
I was so bored.
私はとても退屈しました。/私はとてもつまらなかった。
つまり、その本が私を退屈に『している(ing形)』原因であり、
私は本によって退屈に『された(過去分詞の受け身)』ということです。
単語を動詞の『 excite 興奮させる、刺激する』に変えてみましょう。
excited(興奮した)、うきうきした
exciting(興奮させる、胸をわくわくさせる)
We watched a movie yesterday.
私たちは昨日映画をみました。
It was exciting.
その映画は興奮/わくわくさせました。
We were excited.
私たちは興奮/わくわくしました。
でも中にはある『人』が原因で『私』などの人を退屈に
させることもありますよね。
そんな時には
『つまらない人+bore +つまらなくされる人』という順番であらわすことができますよ。
The comedian bores me.
その漫才師は私を退屈にさせる。
あくびがでる表現はこちらも参考にして下さい。
まとめ
『退屈にする』について勉強してきましたが、
いかがでしたでしょうか。
文法が多いところでしたが、よくがんばりましたね。
今日覚えたところを何度も復習して下さいね。
Have a nice day!
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